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夏を健やかに過ごす整理収納とインテリア・寝室

夏を快適に過ごす

住まいの12ヵ月では、
季節に合わせた片付けやインテリア等、住まいについてのヒントを月毎にご紹介します。

 

こんにちは。
守田整理収納建築研究所です。
今月は、「夏を健やかに過ごす整理収納とインテリア・寝室」について。

 

夏の睡眠は、暑さや湿度の影響を受けやすいため、快適な睡眠環境を整えることがとても重要です。エアコンに頼りつつ、寝室を整えることで、リラックスする習慣や十分な睡眠と質の高い休息を得て、盛夏を健やかに過ごしたいですね。

 

1.整理収納

ただでさえ暑い!のに、片付いていない・物が多い=暑苦しい!となっていませんか?寝室なのに食器が置かれている(実際に伺ったお宅でありました)、カーテンレールやドアに服が掛けられたまま、床に本や雑誌が置かれている等・・・。先ずは、物を整理(不要な物を処分)、そして、よく使う物は、出し入れしやすい場所に「住所=定位置」を決めて収納。ベッド周りや衣服などのアイテムを整えましょう。床が見えている面積が多いほど部屋は広く感じられますし、壁面がスッキリしていると、目に映る部屋が涼しげに感じられます!

2.色彩

部屋が整ったら、色から感じる涼しさを加えます。シーツや枕カバーをブルー系の寒色、グリーン系の爽やかな色に変えるだけでもOK!さらに、カーテンが暖色なら、寒色系もしくは白っぽい色に変えると、効果はさらにUPします。暖色から寒色に変えることで、体感温度は約2~3度も変わるため、節電への効果も大きいですね。
寒色:青や緑など、「冷たさ」「涼しさ」「寒さ」を感じさせる色
暖色:赤やオレンジ、黄色など、「温かさ」「活気」を感じさせる色

3.グリーンインテリア(植物)

バルコニーやテラスがある寝室なら、グリーンカーテンなど植物を屋外で育てることで、室温の上昇を抑えるだけでなく、葉っぱから水分が蒸発することで、周囲の温度を下げます。その上、部屋から見えるグリーンは「夏の最高のインテリア」にもなりますので、目覚めの際の視覚効果として、ぜひ取り入れてみてください。もちろん、室内にもグリーンがあると更に涼やかですね。ご参考ブログ:育てやすい植物

4.照明器具

シーリングライトやペンダントライトをエネルギー効率や持続可能性の観点からも推奨されている、LED電球に交換しましょう。LED電球は、消費電力が少なく長寿命、合わせて表面温度が低いため、室内温度への影響が大きく、エアコンの稼働効率アップにも役立ちます。エアコンの温度設定を1℃高い設定にすることにより、約10%消費電力が少なくなると言われています。また、ランプの色は、青白い昼光色の光を受けていると、電球色と比べて体感温度が下がります。そのため、冷房を弱めても涼しく感じられます。ただし、青白い色だと入眠の妨げになりますので、睡眠の2時間前程から、部屋の照度を下げ、電球色の照明で過ごすと入眠がスムーズです。調光調色機能付きの照明器具だと、照明の明るさと光色の両方を調節できる機能を備えていますので、お勧めです。他、ベッドサイドに柔らかい光源のテーブルランプがあると、読書やリラックスするための照明として利用ができる上、睡眠の準備やリラックスに適した環境を作り出すことができます。
シーリングライト:部屋全体を均等に照らすための天井に取り付ける照明器具
ペンダントライト:天井からコードやチェーンで吊り下げられた照明器具

5.快適な寝具

快眠のためには、質の良いマットレス、枕、布団などの寝具も重要です。マットレスは、硬め柔らかめ、枕の中身は、ウレタン、フェザー、そばがらなど・・・ご自身のお好みに合った快適な寝具を選び、上質な寝心地を追求しましょう。また、リネン素材のサラっとしたカバー、熱がこもりにくく涼しさを感じる素材など、手触りや肌触りの爽やかなものを選んでください。そして、忘れてはならない、ベッドの配置!冷えやだるさの原因になるため、エアコンの風が直接当たらない位置を選びます。また、ご自身が不快、何だか落ち着かない・・・そんな位置は避けて設置します。以前、模様替えに伺った際、ベッドの位置を直接朝日が当たらない場所に変えただけで、よく眠れるようになった!とのお声をいただきました。

他にも、外からの熱を反射して室温の上昇を防ぐ遮熱カーテンや(日中の室温上昇を防ぐことにより冷暖房効率UP)涼やかなアートや写真を飾るなど、ぜひ手軽にできることひとつからでも取り入れて、心地よい夏の夜をお過ごしください!

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