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「ひかりと、明るさと、くつろぎ」 その1

こんにちは、
インテリアコーディネーターのMutukoです。

 

くつろげる空間をつくるには、
照明=光や明るさがとても重要な役割を果たします。

 

外で仕事をして、帰ってきた家のリビングが、
真っ白なひかりの蛍光灯で隅々まで照らされ、
まぶしいほどの明るさだったら・・・
あなたは、ほっとしてくつろげるでしょうか?

 

日本の家は照明が非常に明るく、
しかも白い光=蛍光灯が多用されています。
外国の映画を観ると、生活の中のひかりの扱い方が、
日本と違うのがよくわかります。

 

小さなときから生活している空間が違いますし、
何より文化の違いも大きいとは思いますが、
日本も昔からこんなに明るかったわけではありません。
(谷崎の「陰翳礼讃」、ぜひご一読ください!)

 

これは多分に個人的な意見ですが、
戦後欧米の文化(米文化)が流入した時に、素晴らしい
日本文化の多くが見捨てられたように思います。
そして照明に関しては、外国文化のいい部分は、
一般大衆には、採り入れられなかったのかなと、
残念に思っています。

 

ですが、最近はお客様と話していても、
照明メーカーのカタログをみても、照明に対する考えが
徐々に変わって来つつあるのを感じます。
今の生活に即しながらも、暮らしをゆたかにする「あかり」を考えていきたいと思います。

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