2025.10.28

五感に響く心地よさをテーマに、北欧テイストをベースとしたカフェ空間を設計。ブルーとアースカラー、天然木の素材感が織りなすデザインです。
―日常の中に気分があがる瞬間を作っていきたい―
―店を訪れることで少しでも気持ちが明るくなる―
―五感で楽しむコーヒーの旅へ―
そんなバリスタであるオーナーの想いを一つひとつ丁寧に形にしています。
訪れるたびに心がふっと軽くなるような、心地よい高揚感と安心感が共存する空間を目指しました。また、照明・素材・色彩・香り・音、それぞれの要素を丁寧に調和させ、感覚的に心が“UpLift(上向く)”ようなデザインを意識しています。
空間の中心に配置したのは、アイコニックな照明。やわらかな光を放つオレンジのリングが印象的で、温かく人を包み込むアクセントとなっています。ベースカラーには落ち着きのあるブルーを採用。単色ながらも壁紙の貼り分けによって陰影と立体感を生み出し、空間に深みを持たせています。また、限られたスペースを最大限に活かすため、レイアウトは細部寸法を綿密に計画。照明の角度や什器の位置にこだわり、お客様がほど良い距離感でコーヒーを作る過程から提供までの全てを五感で感じていただける、バランスと心地よさを追求しました。







腰壁には、天然木の端材を寄せ集めた木製パネルを使用。木の持つ個性や表情を生かしながら、ナチュラルで重厚感のある佇まいを演出しました。天板には明るいライトトーンを組み合わせ、素材の持つ存在感に軽やかさをプラス。素材選定では“質感のコントラスト”をテーマに、触れたとき・眺めたときに心地よさを感じられる、五感に響く空間づくりを意識しています。
打合せの中でオーナーが語られたのは、「お客様が心地よくリラックスして過ごせる場所にしたい」「ここに来ると気持ちが上向くように」という想い。その言葉を軸に、素材や配色、照明計画をひとつずつ検討しました。北欧スタイルをベースにしながらも、あえて“北欧らしさ”に寄りすぎず、オーナーの優しさ・柔らかさ・爽やかさを感じられる空間に仕上げています。またコーヒー豆を思わせるダークブラウンとアースカラーを組み合わせ、ナチュラルでありながらも洗練された印象を創出しました。


香り・光・音・色・素材——五感すべてが調和する心地よい空間。やわらかな照明と木の質感が生む温もりの中で、訪れる人が穏やかにリラックスし、ふと笑顔になれる“UpLiftする場所”が完成しました。

L’aise coffee
阪急宝塚線 服部天神駅 徒歩2分
営業時間 : 8:00-19:00
店休日: 基本月曜日+イレギュラー
(投稿をご確認ください)
1 Chome-4-11 Hattori Motomachi, Toyonaka, Osaka